クリアアライナー矯正
(マウスピース)

アライナー矯正とは?

取り外し可能な透明マウスピース型の装置を用いる治療法です。

米国企業のアライン社によってインビザラインという商品名で開発され、日本においては10年ほど前から始まったばかりなので、ワイヤー矯正と比べれば歴史の浅い新しい治療法です。しかし、装着していても人目につきにくいことと固定式ではないことから、世界的にはすでに600万人以上の方がこの治療を受けています。最近ではインビザライン以外にも様々なアライナーが商品化されていますが、当院ではインビザラインによる矯正治療を行っています。

アライナー治療の進め方ですが、おとなの矯正治療のステップにしたがって検査・診断を行った後に、光学スキャナーを用いて歯型をコンピューターに取り込み、その三次元データをインターネットを介してメーカーに送信します。その後、双方向で治療シミュレーションを行い、最終治療ゴールを設定します。ゴール設定が終わればアライナーを発注し、約3週間後から治療を始めます。アライナーの作製は、スキャニングから3Dプリンターに至るまで、人手を介さずすべてデジタル工程で行われます。

しかし、複雑な問題点を抱えていてアライナー矯正だけでは対応できない場合もあることから、アライナー矯正が可能か否かについては検査・診断によって判断いたします。

ワイヤー矯正との違いは?

ワイヤー矯正の場合、すべての歯にブラケット装置を接着することになるため、クライアントが取り外しをすることはできません。すべてドクターが装置を調整して治療を進めることになります。その場合、クライアントの協力を必要とすることはそれほど多くはありません。歯は自動的に移動します。

しかし、アライナー矯正の場合は、100%クライアントの協力がなければ歯は動かないし、治療目標を達成することはできません。